市町村防災力強化専門研修

災害対策本部における情報処理に関する研修

研修方法

仮想のまちであるZ市が震度6強の大地震に襲われたことを想定し、本部室要員としての役割を付与された参加者は、本部班に同時に多数の情報が入ってくる状況を模擬的に体験する。それにより、情報の整理やトリアージ等災害対策本部における情報処理のノウハウを学ぶ。

研修対象者

市町村防災担当職員・消防職員

研修内容及び基本的な時間割

時間

タイトル

内容

9:30~9:40

オリエンテーション

 

本研修の位置づけ、進め方、資料配付の方法等について説明する。

9:40~10:50

演習1

(グループワーク)

演習1では、災害対策本部設置をいかに早く立ち上げて、本部として機能させるか、事前の対策や準備について、議論し、意見交換する。

10:50~11:00

休憩

 

11:00~12:00

演習2

(図上シミュレーション訓練1)

模擬体験研修の進め方を解説し、災害対策本部に同時に多数の情報が入ってくる状況を模擬体験(1回目)する。

12:00~13:00

昼食休憩

 

13:00~15:00

演習2

(図上シミュレーション訓練2)

体験1を振り返り、情報の整理やトリアージ等効果的な情報処理について解説し、模擬体験の2回目を実施する。2回目の模擬体験後、振り返りとして、参加者全員で情報処理のあり方について意見交換を行う。

15:00~15:10

休憩

 

15:10~15:30

消防防災GISの活用事例紹介

消防防災GISの有効性を解説する。また、消防防災GISサポーターの活用事例紹介も行う。

15:30~15:40

アンケート記入、閉会

 

 

その他

  • 参加者の班分けは、実施都道府県と協議の上、事前に決める。
  • 「消防防災GISの紹介」は、実施都道府県と協議して、実施の有無若しくは実施時間(時間短縮も可)を決定する。なお、消防防災GISは消防防災科学センターが開発・運用しているシステムで、市町村の災害対応を支援する防災情報システム。
  • 消防防災GISサポーターは、本GISを積極的に活用している自治体の担当者で、毎年度消防防災科学センターが委嘱している。令和4年度は5名に委嘱し、年度末に活用事例の報告会で発表していただいている。
  • 本研修は、当センターに登録している図上訓練指導員、消防防災GISサポーターの協力を得て実施する。

研修風景

  • 受講風景イメージ
  • 受講風景イメージ

市町村防災力強化専門研修 コース一覧

①災害対策本部における情報処理に関する研修

②避難指示等に関する実務研修

③避難所の運営に関する実務研修

④要配慮者・避難行動要支援者に関する実務研修

⑤福祉避難所の設置・運営に関する実務研修

⑥災害対策本部運営訓練に係る体験研修

 

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