市町村防災力強化専門研修

避難所の運営に関する実務研修

研修方法

災害時の避難者対応は自治体にとって最も重要な活動である。一方で地域防災計画によると非常に少ない派遣職員で大勢の避難者に対応しなければならない状況にある。加えて現在、避難所の開設と運営にあたっては新型コロナウイルス感染症対策が大きな課題となっている。

本研修では、避難所開設等の課題を事例で紹介し、その知識をもとに避難所となる施設の使い方や避難所で出る様々な課題にどのように対処するかをワークショップ形式で学んで貰う。さらにこのような実戦型の研修を通じ、事前に実施しておくべき対策についても解説する。

研修対象者

市町村避難所担当職員、防災担当職員

研修内容及び基本的な時間割

時間

タイトル

内容

10:00~10:10

オリエンテーション

本研修の位置づけ、進め方等を説明する。

10:10~12:00

◆避難所の開設・運営に関する事例と解説(座学)

東日本大震災など、過去の災害で避難所開設・運営時に課題や問題となった事項、その解決策などについて紹介する。

12:00~13:00

昼食休憩

 

13:00~16:00

 

 

 

グループ討論(1)

避難所のレイアウトの作成

 

参加者6~7人で1グループを構成、グループ単位で討議。避難所となる学校図面を使ってレイアウトを作成する。参加者発表後に講師が使用時のポイント、注意点などを解説する。

グループ討論(2)

入所ルールの作成

 避難所に避難者が入所する際の注意事項をグループごとに検討。参加者発表後に講師が使用時のポイントなどを解説する。

グループ討論(3)

個別課題への対応

 

避難所で良く出てくるさまざまなニーズやトラブルを課題として提示、その対処方法をグループで討論。参加者発表後に講師が対応例を紹介する。

16:00~16:10

休憩

 

16:10~16:25

全体総括、講評

事前対策のポイントなどを解説する。

16:25~16:30

アンケート記入、閉会

 

 

その他

        • 受講者は、自主防災組織の役員などを同伴することができる。ただし、1自治体あたり、参加の職員数を超えてはいけない。
        • 防災担当者以外に、福祉、教育関係の部署の参加も奨励する。
        • 避難所の運営に関し、質問事項を事前に受け付け、可能な限りそれに応じられるようにする。
        • 研修プログラムは変更になることもある。
        • 本研修の全体取りまとめ及び講師は、一般社団法人 減災・復興支援機構が行う。

研修風景(避難所運営研修)

  • 受講風景イメージ
  • 受講風景イメージ

市町村防災力強化専門研修 コース一覧

①災害対策本部における情報処理に関する研修

②避難指示等に関する実務研修

③避難所の運営に関する実務研修

④要配慮者・避難行動要支援者に関する実務研修

⑤福祉避難所の設置・運営に関する実務研修

⑥災害対策本部運営訓練に係る体験研修

 

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